畳とアレルギーの原因と種類はありますが、もしかして安いからと中国産の畳表(ゴザ)を使った畳を使ってたりしませんか?なぜ中国産でアレルギー反応を起こすのか?また中国産でなかった場合、どんなケースでアレルギーが起きやすいのかについて解説いたします。
中国産でアレルギーが出る理由
中国産のい草は、国産の減農薬栽培に比べると大量の農薬が使用されています。
農薬はご存じかもしれませんが、使われすぎていると人体に影響を出す場合があり、その和室で過ごしていて、吸いこんでアレルギー症状を起こしている可能性があります。
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中国産でなかった場合の考えられるアレルギーのケース
畳から発生したダニによるアレルギー
畳から発生してしまったダニの中でも、ヒョウヒダニという種類は、ほこりや人のふけを食べていて、ダニの出したフンや抜け殻、死骸から飛び出た、ほこりやふけなどがアレルギー症状を起こす可能性があるとされています。
ダニが過ごしづらい湿度や温度にして、予防するのが良いでしょう。
畳の下(裏側)にDDTなどの農薬が巻かれている
畳の下にカビ止めや虫除けとしてDDTなどの体に害のある農薬をまいている業者もいます。これもアレルギーの原因になることがあります。
畳が隙間なく、しっかりと部屋に収まっていないと、人が乗った時にフワフワと舞い上がることがあり、それが原因でアレルギーだけでなく、皮膚がむけてしまうなどの症状がでた方もいられます。
ハウスダストなどからのアレルギー
畳に問わず、フローリングでも一緒ですが、お掃除がおろそかになっていて、もともとハウスダストに過敏な方がアレルギーになっている可能性があります。
畳はフローリングより掃除がしづらいので、しっかりとお掃除をしてハウスダストを取り除いてください。
不変色畳表を使っていてアレルギー
1時期でまわっていた不変色という緑色のまま使える畳表(ゴザ)に使われているため、アレルギーになった方もいます。
不変色畳表は確かに緑色で長く使えるから、良いと思う方もいると思いますが、い草を硫黄で燻しているため、硫黄の成分を含んでしまっていることがあります。最近はすっくなくなりましたが、畳が最初からなんかくさいと感じて、緑色がずっと続くようであれば、不変色畳表が使われている可能性があります。
い草自体がダメなケース
中国産と比べると農薬はかなり抑えられている国産のいぐさであっても、極度のアレルギー体質の場合は発生する可能性があります。
国産畳のサンプルは切れっぱしであれば、畳屋さんに「アレルギーを調べたいからもらえませんか?」と言えばくれるところが多いので、一度アレルギーを起こさない部屋にいき、サンプルを近くにおいて調べるなどするといいでしょう。