畳に出るダニと外から中に入ってくるダニの種類

ダニダニ

畳にでるダニと外から入ってくる(ペットや人が運んでくる)は種類が違います。
基本的にはダニは目では見えませんが、赤いダニみたいのが見えると言っている人はノミ・マダニを見ている可能性もあります。すぐ被害がでるのかどうかも記事を読んで確認してみてください。

どんな所にダニは潜んでいるのか?

建築物の中のダニの生息場所

・寝具・衣類に生息するダニ
・ぬいぐるみ・布などに生息するダニ
・食品に生息するダニ
・その他の純混毛製品などに生息するダニ

建物の外から中に入ってくるダニの生息場所

・人に寄生するダニ
・ペット寄生するダニ
・野鳥に寄生するダニ
・ねずみなどに寄生するダニ
・昆虫を捕食・寄生するダニ
・観葉植物に寄生するダニ
・土に寄生するダニ
・井戸・貯水槽・受水槽に生息するダニ

具体的なダニの種類

建物内に生息するダニの名前(畳やジュウタンに発生する主なダニ)

ヒョウヒダニ

体長は、0.2~0.5mmで,ほこりのような色をして、肉眼的に確認することは、まず無理でしょう(ほこりを集めて、顕微鏡で確認すれば可)どこの家庭でも比較的数が多いダニで、室内のほこりの中に含まれる人のフケ等を食べています。寝具やカ-ペットなど、ほこりがたまりやすい場所で発生します。

ダニの死骸、抜け殻、フンなどがアレルギ-(アレルゲン)のものとなり、アレルゲンを吸入すると、個人差はありますが、喘息(気管支)、アトピー性皮膚炎(皮膚)、鼻炎(鼻)、結膜炎(眼)原因のひとつになったりします。ダニは冬場でもいますので、アレルギ-は、一年を通じて起こります。

高温・多湿下で発生するため、雨期での発生数が多くなりがちで、他のダニ類に比べてきわめて多く見られます。

ダニは、約30日で成虫になり、卵を50個程度産むと言われています。

ツメダニ

大きさが0.2~1.0mmで半透明の淡黄色、形態的な特徴として触肢が大きく、針状の鋏角をもち、 これを昆虫やダニなどの皮膚内に刺しこみ、体液をすいます。
チリダニ、コナダニ、チャタテムシなどをエサとして食べて、人を刺して害を与えるダニで一番多いのがミナミツメダニです。

刺された瞬間は分かりませんが、1~2日たつと皮疹ができて、刺されるとかゆさが1~2週間ほど続き、皮膚が赤く腫上がります。(全体の約5%)

被害時期と発生の時期は一致し、 特に8~10月に多く。築後2~3年目の集合住宅に多く、これは、含水量の多い畳にコナダニやコナチャタテなどが発生し、そこで捕食するのツメダニが繁殖するからです。

ケナガコナダニ

成虫は,0.3mm~0.5mmで乳白色不透明の白い粉のような虫です。
ケナガコナダニは人を刺したりしませんが、大発生した場合にはツメダニが食べにくるため、多くなり、 ツメダニにより刺されることがあります。
又、畳、床、貯蔵食品、食品戸棚、冷蔵庫の裏など,家屋内のゴミ、ホコリなどの中で,ごく普通にみられ、 米、麦などの穀物、豆類、チーズ、チョコレート、干魚、みそなどあらゆる貯蔵食品に、発生します。稲わらのカビなどを好み、また高温、多湿(70%くらい)を好むので、食べこぼしが落ちた畳に大発生することがあり、 温度、湿度、水分、食物の条件が良くなると大発生します。

ケナガコナダニが大量発生する家では、たいがいカビも出ていると考えてください。 

建物の外から中に入ってくるダニの名前

・イエダニ:ねずみが集まる商業ビル・商店街・病院内での被害。
・トリサシダニ・ワクモ・スズメサシダニ
野鳥の多い公園、学校などの周辺の1戸建・ビル・工場内での被害
・ニセナミハダニ他:観葉植物・庭木を育てている1戸建・ビル・工場内での被害。
・ネコシヨウセン・コウヒゼンダニ他:ペットを飼っている1戸建。居住用ビル内での被害。
・シラミダニ類:1戸建・居住用ビル内での被害(板・柱・畳などに発生した昆虫に起因する)
*以上は刺咬症による被害です。
・ヒゼンダニ(ヒト):疥癬症:1戸建・居住用ビル・寮
・ツツガムシ類:ツツガムシ病刺咬症
・タカラダニ類:不快感(刺咬症)
・マダニ類・ヒメダニ類他:多種の病気の媒介刺咬症(家屋外での被害)血を吸うと赤くなる

ダニの発生原因として(原因)


・ 掃除をマメにしない。
・畳の上にジュータン・カーペットの重ね敷きをする
・ 窓を蜜閉し室内に風を入れない
・ 水分を多く含んだ雑巾で拭き掃除をする
・ 加湿器の過剰使用をする
・ 室内で犬・猫・小鳥などのペットを飼う
・ 室内に植木、盆栽などを置く
・ 洗濯物を室内で干すく
・ 壁ぎわに家具類を敷き詰める

チェック:家で年中ダニが発生しやすい環境

A:一戸建ての場合
●ひなだん式の一番下の家、海・川のそば、家の周りに水たまりができる場所
●床下が低く床下の換気が悪い
●樋や家屋に隙間ができ雨などがもる
●壁面や床下の給排水間がなどがもる
●冬の結露がひどい
●鳥の巣が建物にある。ネズミが出没する
A:高層住宅の場合
●埋立地や大きな川・海など
●上階の家が多量の水をこぼし天井に水がたまっている
●上階の水周りが悪く少しずつ水がもれている
●給排水が悪くコンクリートに水が吸われている
●地下室に水がたまっている
●冬の結露がひどい
●野鳥の巣が換気扇や屋上にあったりネズミが出る

 

ダニが増える条件について(増殖)

住まいのダニがもっともよく繁殖するのは、
1.室温25~30℃
2.湿度60~80%という環境
3.エサとなるチリやほこりがある
4.卵を産める場所がある
5。畳の場合:
水分含量15%以上が繁殖しやすい。

三つの条件がそろえば、ダニはどんどん増え続けるわけです。
皮肉なことに、保温性の良い今日の快適な住宅内は、この条件にイコールなのです。
ダニは表面より内部が好きで、ダニは暗く、湿った場所を好み、畳やカーペット、布団、ぬいぐるみなどの表面より内部で繁殖しつづけます。
つまり温度が安定し、エサを十分得られる機会が多いからです その格好のダニの住処のひとつに畳があげられます。

大掃除や虫干には、畳を干してダニ退治。以前はよく目にした光景も、最近では見かけなくなりました。だからといってダニが少なくなった訳ではありません。相変わらず1年を通じて 発生し、さまざまな被害を及ぼしているのです。

★高温多湿の要因として
○生活様式:加湿器の使用・床材の含水分・部屋の密閉時間
○季節
○築年数(使用年数)
○上下階数・木造・コンクリート造
○南北部屋・欠陥住宅(床下・換気・雨漏りなど)
○立地条件(海・川・山のそば・湿地帯・ひなだん式)
★餌の要因として
○カビ
○フケ・アカ
○食品屑
○ダニ・昆虫の生体、死骸
★産卵場所の要因として
○畳・ジュータン・布団
○布製椅子
○ぬいぐるみ
○その他布製品やワラ製品・食品などにも